私は主のお恵みでクリスチャンになって今年65回目のクリスマスを迎えております。20歳の時、仏教の影響を受けていた者でしたが教会に導かれ、救われ感謝しています。
さて今朝のみ言葉は、人々から軽んじられていた羊飼いたちに、神は真っ先に良き音信を告げられた驚くべき箇所です。ルカによる福音書2章1節以降です。
ローマの支配下にあったイスラエルは、皇帝の勅令で人口調査の為、130㎞の旅を強いられました。ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせたのです。
場面は、野宿をしながら夜通し羊の番をしている羊飼いたちへと移ります。突然、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので彼らは非常に恐れました。
天使は言った。「恐れるな。私は、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。」
「今日、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」
神の御子は、貧しい乳飲み子として誕生されました。産着ではなく不衛生な布にくるめられ、石の冷たい飼葉おけに寝かせられたのです。
神は、神を神としないで敵対する人間の罪を裁いて滅ぼすのではなくて、御子によって罪を赦すという考えられない方法で、人間を救う決意と愛を示されたのです。
天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムに行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合い、そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てたのです。
彼らは、間髪を入れないで、行動を起こしています。
わたしたちが心の真ん中に主イエスを救い主として迎え、主との交わりの上に生活を築くならば、この不安な、不確かな時代にあって、しっかりと立つことができるのです。
羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、讃美しながら帰って行ったとあります。
貧しい幼子は全人類を救うために、神が遣わされ、十字架とご復活の御意思を実現されるために誕生して下さった神であります。
クリスマスは神が全人類を愛して、御子をお与えくださった「大きな大きな喜び」です。この喜びを感謝し、力一杯、神を褒めたたえてまいりましょう。