イエスは一同を呼び寄せて言われた。「あなたがたも知っているように、異邦人の間では支配者たちが民を支配し、偉い人たちが権力を振るっている。しかし、あなたがたの間では、そうであってはならない。あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、いちばん上になりたい者は、皆の僕になりなさい。人の子が、仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのと同じように。」 (マタイ20:25~28)
【主イエスは私たちに仕えてくださる】
ヨハネによる福音書の13章には、イエスさまが十字架にかかられる前に、弟子たちの足を洗われた出来事が記されています。当時、客人の足を洗うのは召使いの仕事でした。この洗足の出来事は、私たちの一番汚い部分に手を触れて、それを拭い去ってくださる救い主の働きを示しています。そして十字架の死に至るまで忠実に、主イエスは神さまに仕え、そして人間に仕えてくださったのです。
【私たちは誰に仕えることができるだろうか?】
同じように、あなたがたも仕える生き方をしていきなさい、と主は言われました。クリスチャン生活は仕えるという生き方によって特徴づけられます。私たちは誰に対して、そしてどのように仕えることができるでしょうか?
第一に、私たちはキリストのからだである教会という場で仕えることができます。教会には様々な奉仕があります。皆様の働きによって教会の働きが支えられていることを感謝します。2024年度の年間聖句にあるように、私たちは益々、互いに仕え合うことを通して、共に教会を建て上げていきたいと思います。
第二に、それぞれの置かれた場所で、隣人に仕えることができます。この世の中において仕えるという生き方は簡単なことではありませんが、挑戦する価値があるものだと信じます。職場、学校、そして家庭においても、仕える機会がたくさん与えられているのです。