2022年1月2日「あなたの道を歩け」加山献牧師

 「心を尽くして主に信頼し、自分の分別には頼らず、常に主を覚えてあなたの道を歩け。そうすれば、主はあなたの道筋をまっすぐにしてくださる。」 (箴言3:5~6)

 箴言は古くからユダヤに伝わる格言集です。ソロモン王をはじめとした賢人たちの言葉が記されています。3章の5節から6節には四つの賢人の勧めがあります。

1) 「心を尽くして主に信頼すること」

 第一に、神を信頼して生きていくことが勧められています。聖書の示す神は私たちの手を取り、人生を導き、私たち一人一人と個人的な関わりを持ってくださる神です。私たちを愛してくださる神と固い関係を結ぶ時、私たちの人生は確かにされます。

2) 「自分の分別には頼らないこと」

 第二に、自分の分別に頼るな、という勧めがあります。自分の力の限界を知りなさい、という意味です。人間には力があり、可能性があり、経験があり、知性が与えられています。しかし同時に、人間の力には限界があるのです。それ故に、私たちは自分自身の力を過信することなく、謙遜に神に頼ることが平安の道だと賢人は語ります。

3)「常に主を覚える」

 三番目に、常に主を覚えなさい、という勧めがあります。英語の新欽定訳では“In all your ways acknowledge Him”=「あなたのすべての道において主を認めなさい」と訳しています。“苦しい時の神頼み”という言葉がありますが、苦しい時だけではなく、順調な時も、ことがうまく運んでいる時にも、あなたの人生に神を認め、神に感謝して生きていきなさい、という勧めです。

4)「あなたの道を歩け」

 最後にあなたの道を歩け、という勧めがあります。「道」とは私たちの人生を指します。私たちはそれぞれ道の途中です。皆さんはどのような所を通っておられるでしょうか。学校に通っておられる方、働いておられる方、子育て中の方、仕事を引退し次のステージに移られた方、私たちはそれぞれ違った人生の季節に置かれていて、それぞれに道の途上にあります。「あなたの道を歩け」と聖書は語ります。この新しい年も、それぞれに委ねられた道に仕えていきたいと思います。