2021年12月26日「この人も神の民の一員なのだから」朱承圭協力宣教師

 今日の聖書箇所にはイエス様がザアカイを救いに導く過程が描かれています。ザアカイは“取税人”(韓国語訳聖書では取税長)でした。

 当時のユダヤ人たちはローマに税金を納めなければなりませんでした。ほとんどの取税人は必要以上に多くの税金を取り立てて人々を搾取していました。そのようなわけでユダヤ人たちの間では取税人たちに対するイメージは非常に悪かったのです。イエス様がザアカイの家に入るとき、エリコの町の人々はつぶやきました。「彼は罪人の家に入って行く」と。(7節)

 ザアカイはお金持ちでしたが幸せではありませんでした。人々はザアカイを見ると指をさしてつぶやきました。きっとザアカイは人と会話をしたかったのです。しかし友達がいませんでした。いつも一人でした。いつの間にかザアカイは一人でいることに慣れていました。

 しかし、イエス様はザアカイを深く愛しました。本日の聖書箇所は、イエス様の“愛のアクション”で満たされています。

   1節、イエス様の愛が、エリコに入るようにしました。

   5節、イエス様の愛が、木の上にいるザアカイを呼びました。“ザアカイよ”

   7節、イエス様の愛が、誰も行くことのなかったザアカイの家に向かわせました。

   7節、イエス様の愛は、人々の誤解もつぶやきも関係ありませんでした。

   8節、イエス様の愛が、ザアカイを感動させ、彼の生き方を変えました。

   9節、イエス様の愛が、ザアカイを“アブラハムの子孫”であると宣言させました。

 イエス様の愛は偉大でした。これが福音です。これがキリスト教です。