2021年11月14日「見えないものに目を注ぐ」加山献牧師

コリントの信徒への手紙第二 4章16節~18節

 「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」(18節)

 私たちの目に映るもの、形あるものは例外なくいつかはなくなっていきます。しかし聖書は、どれほど時が流れても変わらないものがある、と言います。使徒パウロは「見えないものにこそ目を注ぐべきだ」と語ります。目には見えないものこそが本質的なものだというのです。パウロは別の聖書箇所で次のようにも記しています。

 「それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。」(第一コリント13章13節)

 いつまでも残るもの、それは信仰と希望と愛です。私たちは今、何を信じ、どこに希望を置き、誰を愛して生きているのでしょうか。

 神様のもとに召された方々が生涯を通じて信じ続けたものがあります。その信仰を、私たちも受け取っていきたいと思います。この信仰は決してその場限りの安心ではありません。この方々が抱き続けた将来に対する希望があります。その永遠の希望を、私たちも抱き続けたいと思います。この希望は失望に終わることはありません。そしてこの方々が受け取った大いなる神の愛を、私たちも受け継いでいくものでありたいと思います。

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