2025年9月7日「強く雄々しくあれ」加山献牧師

「わたしは、強く雄々しくあれと命じたではないか。うろたえてはならない。おののいてはならない。あなたがどこに行ってもあなたの神、主は共にいる。」 (ヨシュア記1章9節)

 

ヨシュアはモーセの後を継ぎ、イスラエルの民を約束の地カナンへ導く大きな使命を負いました。目の前には強大な民族や困難が待ち受けています。ヨシュア記の1章には不安や恐れを抱えやすい転換期に、神が語られた御言葉が記されています。

 

Ⅰ. わたしはあなたと共にいる(5節、9節)

「わたしはあなたと共にいる」、「わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない」と神さまは語られました。神さまはヨシュアの人生全体を保証されたのです。モーセの時と同じように、変わらないご性質で共にいてくださるのです。神は決して私たちを見放されないお方です。

 

Ⅱ. 強く、雄々しくあれ(6節、7節、9節)

3度にわたる「強くあれ、雄々しくあれ」という命令の繰り返しは、ヨシュアに対する神さまの願いの強さを示しています。神さまは私たちに、恐れながら生きるのではなく、勇敢なものとして生きてほしいと願っておられます。これは単なる感情的な励ましではなく、「神が共にいる」という約束に基づいた勇気を指しています。この言葉は「自分の力で頑張れ」ではなく、「無理して強くなりなさい」ではなく、「このわたしが共にいて導いていくのだから、恐れず信じて勇敢に歩みなさい」という約束に基づいた神さまの励ましの言葉となっています。

ヨシュアに与えられた召しは、神の約束に立つ者としての使命でした。私たちもそれぞれの置かれた場所で、神の御言葉に従って歩むよう召されています。「強く、雄々しくありなさい」——この言葉は今も神さまから私たちへのチャレンジです。