2025年8月24日「あなたのごく近くに」加山献牧師

「御言葉はあなたのごく近くにあり、あなたの口と心にあるのだから、それを行うことができる。」 (申命記10:14)

 

1)御言葉はあなたのごく近くにある

神さまの生ける御言葉は聖書という形で私たちのもとに届けられました。私たちを励まし、慰め、生きるべき道を示す神さまの言葉ははるか遠くにあるのではなく、私たちのすぐそばにあるのです。それなので、私たちは神さまのみ教えを生活の中に活かすことができます。

 

2)御言葉はあなたの口にある

今のような印刷技術をもたなかった旧約聖書の時代の人々は、聖書の巻物を日常的に手にすることはできませんでした。それは多くの場合、各集落の会堂に設置されてあったそうです。子どもたちはみ言葉を耳で聞いて暗唱し、12歳になる頃には創世記から申命記までの5書を暗記できるようになりました。私たちにとっても、聖書の言葉を耳で聞き、覚え、そして自分で朗読する習慣をもつことは素晴らしいことです。人生のあらゆる試練の中で、自分自身に対して御言葉をやさしく語りかけましょう。

 

3)御言葉はあなたの心にある

聖書の言葉が私たちの心にある時、それは私たちの思考となり、行動となります。そして私たちの人生が聖書の言葉、神さまの言葉によって形づくられていきます。「あなたはそれを行うことができる」と、モーセは言いました。心の中に蓄えられた御言葉こそが私たちを内側から支えます。ぜひ、日ごとの歩みの中で神さまの言葉を心にたくさん蓄えていきましょう。