21. 12月 2018 · 2018年12月2日「大逆転の人生」加山献牧師 はコメントを受け付けていません。 · Categories: 宣教メッセージ

「大逆転の人生」 加山献牧師

ミカ書5章1節

 

ミカは紀元前700年ごろに活躍した預言者でした。この時代、南王国ユダでは貧富の差が拡大し、一握りの人々が富を独占していました。預言者ミカは、貧しく、社会的に弱い立場の人々を守るために語りました。搾取の構造をもつ社会政治に告発を語ったのです。

しかしながら、ミカが語った預言は、告発と警告の言葉だけではありませんでした。貧しく弱い人々のために、正しい裁きをおこなう救い主が来られる。そのような希望についての預言もなされていたのです。

「エフラタのベツレヘムよ、お前はユダの氏族の中でいと小さき者。お前の中から、わたしのために、イスラエルを治める者が出る。彼の出生は古く、永遠の昔にさかのぼる。」私たちはこの預言の言葉からいくつかのことを知ることができます。

第一に、神は必ず約束を守ってくださるお方である、ということです。ベツレヘムはエルサレムから8キロほど南にある、ごく平凡な、小さく静かな街でした。イエスさまをお腹に宿したマリアはベツレヘムからはるか北のガリラヤのナザレという街に住んでいました。普通に考えるのであれば、身重の女性が長旅をして、ベツレヘムで出産を迎えることはあり得ないのです。ところがこの時、ローマ皇帝が全支配地域の人口調査を命じたのです。これは税金の徴収漏れが起こらないようにするために厳格に実行された調査だと言われています。そこで一家は住民登録をするためにベツレヘムに向けて旅立ったのです。そして、ベツレヘムに滞在している間にイエス様がお生まれになりました。この瞬間にミカの700年越しの預言が成就しました。神は約束されたことを必ず実行されるお方なのです。

ミカの預言から教えられる第二の点は、神は小さなものに目をとめてくださる、ということです。救い主誕生の良き知らせを最初に聞いたのはベツレヘムの羊飼いたちでした。この世では小さく、ちっぽけに思える存在に神の眼差しが注がれたのです。キリストはすべての人のためにこの地に来られました。しかし、その中でも特に、悩み、悲しんでいる人々にイエスさまの眼差しは向けられています。これこそがクリスマスの使信なのです。

クリスマスはとても楽しく、喜びにあふれた季節です。しかし、誰もが同じように楽しいわけではありません。クリスマスを病院で過ごさなければならない方々も多くおられます。クリスマスも休みなく働き続けなければならない人もいます。もしくは愛する人を失って、初めてのクリスマスを過ごす方々もおられます。教会はこのような方々に届けるべきメッセージがあります。「神は必ず私たちの人生に勝利の歌をもたらしてくださる」というメッセージです。

小さく、取り柄のなかったベツレヘムに、全世界の救い主、イエス・キリスト誕生の地としての称号を与えられた神は、私たちの人生にも大逆転をもたらしてくださる方です。悲しみを喜びに、嘆きを笑いに変える救い主を、心にお迎えするクリスマスを待ち望みたいと思います。

 

 

(12月2日)


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