12. 10月 2018 · 2018年9月30日「わたしはあなたの子どもです」 加山 献 牧師 はコメントを受け付けていません。 · Categories: 宣教メッセージ

「わたしはあなたの子どもです」 加山 献  牧師

ガラテヤの信徒への手紙3章26節~4章7節

 

ガラテヤ書の大きなテーマは「クリスチャンとは一体何者なのか」ということです。キリストを信じた者は「神の子」とされた。パウロはこの手紙の中で何度もそのように繰り返しています。「あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。」(26節)

皆が神の子とされたなら、私たちはひとつの大きな家族です。「ユダヤ人もギリシア人もなく、奴隷も自由な身分の者もなく、男も女もありません。あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです」(28節)と言われているとおり、私たちは民族、社会的地位、性別も超えてひとつの家族とされました。教会の中でお互いを兄弟姉妹と呼び合うのはその為です。生物学的な家族関係ではありませんが、霊的な絆を持っているのです。ひとつの教会だけの話ではありません。世界中のすべての国のすべての教会の人々がキリストにある家族なのです。

パウロは、ガラテヤ書3章において律法の良い点についても説明しています。この律法があったから、人は自分の罪を認識することができ、キリストの元に導かれ、キリストに出会う時まで守られた、というのです。一方、律法の負の側面についても語られています。人々にとって律法が喜びではなく重荷になっていました。慣習や決まり事を守れないことにより、罪悪感を抱く人々もありました。皆と同じようにできないから、社会からはじき出されている人々がいました。律法そのものは悪いものではありませんでした。しかし、その背後に人を孤独にして恐れに陥れようとする力が働いていた、というのです。

私たちを縛るあらゆる束縛を打ち消すために、キリストは生まれてきてくださいました。4章4節~5節には次のようにあります。「時が満ちると、神は、その御子を女から、しかも律法の下に生まれた者としてお遣わしになりました。それは、律法の支配下にある者を贖い出して、わたしたちを神の子となさるためでした。」

キリストが人として生まれてきてくださったのは、私たちに神の子としての身分を与えてくださるためでした。「ですから、あなたはもはや奴隷ではなく、子です。」(7節)ここに「クリスチャンとは一体何者なのか」という問いの究極的答えがあります。私たちはもはや恐れや不安の奴隷ではなく、罪責感や劣等感の奴隷でもありません。私たちは神の子です。


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