2020年7月5日「すべての祈りは聞かれている」加山献牧師

「すべての祈りは聞かれている」加山献牧師

第一テサロニケの信徒への手紙5章16節~18節

「祈りとは神との親しい交わりである」ということを考えていきたいと思います。人は神さまと共に生きる存在として造られました。人間の内には、神さまとの純粋な交わりによってしか満たされない空間があるといえます。たとえどのようなものを手に入れたとしても、人間の本質を満たしてくださる神さまとの交わりに代えることはできません。神さまとの交わりは、私たちの人生に癒しを与え、私たちの魂の真髄を潤します。

神は人(アダム)を創造し、命の息を吹き込まれました。エデンの園で、神と人とは親しい交わりを持っていました。ところが人は、罪の結果として、神との断絶を経験しました。それでも、神さまは人間との交わりを強く願い、神さまの側から働きかけてくださり、人との関係を回復してくださいました。その回復のプロセスこそが、イエス・キリストの到来と公生涯、受難と復活だったのです。

祈りというと、私たちが何を思い、何を神に対して語っていくのか、ということに意識が向きがちですが、「聴く」ということも、祈りの大切な要素なのです。時には沈黙の中で、神さまが私たちをどのように見つめておられるのかを知ることが、私たち生活に必要です。

現代社会に生きる私たちは、神さまの声に耳を傾ける、という心の余裕を失いつつあるのかもしれません。一つには生活が忙しすぎることもあるのかもしれません。しかし、イエス・キリストの執り成しによって、祈りの心が取り戻される時、私たちと神さまとの親しい交わりが回復されます。この交わりの中で、神さまは私たちのいかなる憂いもすべて聞き遂げてくださるのです。

今、神さまは私たち一人一人の人生にどのように関わってくださっているでしょうか。ぜひ心の耳をすませてみてください。この神さまは私たちを愛おしく思うあまり、十字架にその御子を引き渡されたほど、慈愛に満ちたお方なのです。

祈りとは私たちを愛する方と共に生きることです。神さまは私たちと、一緒に時を過ごしたいと願っておられます。「絶えず祈りなさい」というパウロの教えの背後には、絶えずあなたと一緒にいたい、という神さまの御思いがあります。私たちと共に生きたいと願ってくださる神さまを、いつも心にお招きし、絶えずこの方と語り合いつつ、生きていく時に、私たちは心に満たしを受けます。ですので、今日も絶えず祈り続けていきたいと思います。

メッセージ音声↓(こちらの方が音がクリアーです。)

礼拝動画↓

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