2020年2月16日「恐れるな。あなたはわたしのもの」今村まさゑ協力牧師

「恐れるな。あなたはわたしのもの」今村まさゑ協力牧師

イザヤ書43章1節~3節

イザヤ書は小聖書といわれる。聖書は旧約39巻と新約27巻、合わせて66巻です。イザヤ書も66章。1章~39章までが第一イザヤ、40~66章までが第二、第三イザヤです。その内容も旧約は律法、預言、諸書から成り、イスラエル民族の罪の歴史が記され、新約はキリストの誕生によって、全人類の罪が贖われるという救いの福音が中心です。イザヤ書も39章までは暗く厳しい亡国の悲しみ、裁きの内容で、40章からは慰めに満ちた救いの希望の言葉が語られています。イザヤは前8世紀に生まれた最も偉大な預言者といわれています。(イザヤ6:1~13、10:20~22)

イザヤ書のバビロン捕囚とは、南ユダの最後の王、ヒゼキヤは捕らえられ目前で自が王子たちや貴族たちもすべて殺され、王自身は両眼をつぶされ、青銅の足枷をはめられ、約1000㎞の道のりを引かれていったのです。(エレ39:6~、列王下19~20章)

今朝の43章は、神に対して犯した罪の結果、国は滅びバビロン捕囚の身である人々に対して創造主なる神が、今、再びこう言われる。「恐れるな。わたしはあなたを贖う。あなたはわたしのもの。わたしはあなたの名を呼ぶ。」と。

放蕩息子は遂に豚の餌で空腹を満たしたいと思うほどに身を持ち崩し、息子ではなく雇人の一人にと恐れつつ故郷に近づいた時、まだ遠くに居たのに走り寄って抱きしめた父のように、「恐れるな。あなたはわたしのもの」と言って下さるのです。「わたしは主、あなたの神、聖なる神、あなたの救い主。」わたしこそあなたの主、神であると繰り返されています。

「罪が支払う報酬は死です。」(ロマ6:23)捕らわれた者を解放するためには身代金が必要です。3節のエジプト、クシュとセバはエチオピアのことで紅海沿いの大国を代償とする。それほど「わたしの目にはあなたは価高く、尊く、わたしはあなたを愛する・・」と言っておられるのです。更に、5節で「恐れるな。わたしはあなたと共にいる。」絶望と恐れのなかにいた捕囚の民に帰還が告げられていくのです。「わたしは、あなたを贖う。あなたの名を呼ぶ。」確かに多くの人々が名を呼ばれました。

「恐れるな。アブラムよ。」(創15:1~ 22:1~) 「モーセよ。」(出3:4~)「サムエルよ。」(サム上3:1~ ) 「ザアカイ、」(ルカ19:1~)「マリア」(ヨハネ20:15~)「ラザロ、」(ヨハネ11:38~)「ピリポ、」(ヨハネ14:9)そして今朝、私達に対しても「見よ、わたしは世の終わりまで、いつも、あなたと共にいる。」(マタイ28:20)と語っておられます。横尾家の旅立ちを祈りましょう。

 

 

 

コメントは受け付けていません。