2019年11月24日「私は必ずあなたと共にいる」加山献牧師

「私は必ずあなたと共にいる」加山献牧師

出エジプト記3章1節~12節

エジプトを追われ逃亡者となったモーセは、すっかり自信を失い、ミディアンという地方で、ひっそりと生活をしていました。そのモーセに、神が突然、不思議な形で語りかけたのです。

1.あなたの主権を神である私に渡しなさい(5節)

神は言われました。「ここに近づいてはならない。足から履物を脱ぎなさい。あなたが立っている場所は聖なる土地だから。」イスラエルの文化では、履物を脱いで相手に渡す、ということは「主権をあなたに譲ります」という意味がありました。つまりここで神は「モーセよ、あなたの主権を、神である私に渡しなさい」と言われたのです。

2.神である私があなたを救い出す(7節)

神は奴隷とされているイスラエルの民の叫びを聞き、心を痛めておられました。そして、神ご自身が降ってきてくださり、救い出してくださるということが宣言されています。「降ってくる」とはやがて来られるイエス・キリストのご降誕を指し示しています。この聖書の神は、今私たちが抱えている苦しみ、痛みを知ってくださり、叫びを聞いて、救い出してくださる方です。その究極的成就はイエス・キリストの生涯にあります。

3.約束の地に導いて伴走してくださる神(8節)

さらに、神は民を必ず素晴らしい土地に導き出すと約束してくださいました。この旅の途中で、民は多くの試練に襲われました。もう逃げ出したい、と思うような巨大な敵が何度も立ちはだかったのです。けれども、この旅の間、ひとときも離れることなく、民と共に歩んでくださった神がおられることを、私たちは改めて心に留めたいと思います。

4.神の御業の中で派遣される人(10節)

神はご自身の力をもって、救いの業を成し遂げられると宣言されました(8節)。しかし10節では、神はモーセに対して「行きなさい」と言われるのです。人の努力や頑張りが救いをもたらすのではありません。しかし、神は人類の救いを完成するために、人を用いられるのです。圧倒的な力を持つはずの神が、弱く、限界のある人を選んで、用いられる。これが聖書の逆説的なメッセージです。

神は、宣教という愚かな手段によって信じるものを救おうと、お考えになったのです。』 使徒パウロ (第一コリント1章21節)

自分の力では動けない 自分の力では生きられないと 気づいた瞬間に私をしっかりささえてくださった キリストの御腕が はっきり見えてきた』  瞬きの詩人 水野源三 作

 

 

 

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